人は本来自然のままの姿で在るべきであろう。

建築もまた本来自然のままの環境を受け入れるべきであろう。

しかし、生きて行くには最小限度の仕掛けは必要になるであろう。

そして人は最小限度の住みやすい環境のもとで生きてゆくことがいいと思う。

春の芽吹きの嬉しさを感じ、夏の太陽の暑さを感じ、秋の実りの喜びを感じ、冬の風の冷たさを感じる。

人は生きてゆくために色々な工夫をする。

工夫が出来ることは人に授けられた特権だと思う。

人以外の生き物は己の体を環境に順応させるために多くの月日を費やす。

現代のような一年中同じ環境を住環境に求めてよいのだろうか。

人が人らしく生きるためには自然にあまり逆らわない事ではないだろうか。

創造とは発見と工夫にあると思うが、それが天と地に沿うことが重要ではないだろうか。

建築を造るという事はそういう事で、いつもいつでも人にとって住みやすい環境が

人にとって一番いい事だとは、決して思えない。

人は本来自然のままの姿で在るべきであるという事は、ほんの少しの工夫で人らしく自然と共に、

さらには日本において四季の移り変わりを感じながら生き生きと健康に生きる事にあるのだと思う。

そんな建築を造りたい方のサポートをするためにLoadyはあります。

1.住宅あるいは地域における個性を大切にしたい建築屋

私たち建築屋は商売として建物を創っているのでありますが、

その商売に成り得るぎりぎり範囲で建築作品あるいはArtとして、

建物を創っていきたい思っています。(時にはその範囲を超えてしまう時も)

よく建売住宅を観ていますと、幾つも同じ形をした建物が並んでいます。

という事は、そこに住む人たちが自分たち の持っているライフスタイル、個性、

あるいは自然環境をその建物に合わせて生活している事に少なからずなっている筈です。

私たちの提案する建築はそこに住む人たちに合わせ、そこの自然に合わせ、

その時々の時代に合わせ(場合によっては時代をリメイクして)、

そして環境の変化を考慮に入れてこそ、その人固有の建築になるのです。

それを常に考えて創っています。

2.出来うる限り自然と融合する建物を創りたい建築屋

昨今、高気密高断熱住宅などという言葉をよく耳にすると思いますが

それはそれで非常に優れたシステム住宅だと理 解していますが、

私たち子供の頃の住宅を思い出してください。

その頃の住宅はそんな に住みにくかったでしょうか?

確かに宇都宮という土地柄、私の場合は夏は汗をかきながら冬は布団を頭まで被って寝ていました。

だからといって人より多く風邪をひいたり花粉症になったりはしませんでした。

そんなに住みにくかったとは思いません。

理想的な家

それは日の光を、風を、日陰を感じ取れて

補助的に機械空調設備を利用する家ではないでしょうか?昔の日本建築のように。

私は高気密高断熱住宅こそ現代病を引き起こしているのではないかな?と。

3.自然との融合考える建築屋

古い物に息を吹き込んで蘇えらせる建築屋(今後の目標)

日本では建築において、一般的に破壊と創造の繰り返しです。

しかし、明治、大正時代に創られた建築物には、

今でも新しささえ感じるような建築物がたくさん残っています。

しかもその時 代のものは今建築しようとすると、とても高価な建物 が多いのです。

それを破壊して新しい箱を造るのではなく蘇えらせてみたい。

それは、木造の建物であったり鉄筋コンクリート、石造であったりと、

残したいものがたくさんあります。(有名なものでなくとも)

そして私たちは、私たちが新たに創るものも幾十年か経て、

そう思われるような物を創る事を目指しています。